古布で綴る物語
あめふり
あめあめふれふれ母さんが 蛇目でお迎え嬉しいな ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン かけましょ鞄を母さんの あとからゆこゆこ鐘がなる ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン
童謡「あめふり」 作詞:北原 白秋
雨が降ると出かけることも億劫になり、気持ちも沈みがちになりますが、この先迎える暑い夏に備えて、大地を潤す大切な自然の恵みでもあります。
小見山は童謡「あめふり」のように、雨が降る季節の中でも、気持ちがほっこり暖かくなるような作品を数多く作っています。
曇りガラスに指で描いた落書きのこと、傘を集めて遊んだこと、お出かけの前の日にはてるてる坊主を作ったことなど、子どもの頃に過ごした雨の日の出来事を思い出します。
青や紫、ピンクのグラデーションの小さな絞りで作った花びらをたくさん寄せ集めた紫陽花は、雨をテーマにした作品を彩る定番のデザインです。
また、カエルやカタツムリも季節のメンバーとして賑やかに登場しております。梅雨の季節もどうぞお楽しみください。
「古布で綴る物語」では、メッセージとともに、使用している布のこと、制作アイデア、作品に込められた思いなどについてお届けします。
(May.31.2021)