古布で綴る物語

「路地裏の猫達」タペストリー(2006)

路地裏の猫達

夕方と呼ぶには 少し早い時間
子どもたちが 賑やかに遊んでいます
お母さんは お買い物の途中で 井戸端会議
親父さんは 囲碁を打ちながら ちょっと一杯
路地裏からは いつも通りの賑やかな
生活の音が聞こえてきます

少し前の昭和の時代では、暮らしの中で、遊びの風景を多く見ることができました。
子どもたちは、道端や広場で遊んでいましたし、ご近所付き合いは密でした。
今は、遊びと生活の場は切り分けられ、整備されるようになりました。
イベントなどで人が集まる機会はありますが、ひと昔前のように、日常の中で、自然とコミュニティが生まれ、保たれることが難しくなっているように感じます。

紙芝居を見たい子は 飴ちゃん買ってくださいねー

今日はどのお菓子にしようかな?
♪ かーごめ、かごめ、かごの中の鳥は ♪

井戸端でのお喋りが止まりません

猫の町は、信枝が擬人化した猫達をモチーフとした作品を制作するうちに、自然と生まれてきた空想の世界です。擬人化した猫達はバッグやポーチなどでも見ることができます。猫達が織りなす懐かしくて、愛おしい世界をどうぞお楽しみください。

「古布で綴る物語」では、メッセージとともに、使用している布のこと、制作アイデア、作品に込められた思いなどについてお届けします。
小見山が作り出す懐かしくて、愛おしい世界をどうぞお楽しみください。 


Nov.13.2022)

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