古布で綴る物語
路地裏の猫達
夕方と呼ぶには 少し早い時間 子どもたちが 賑やかに遊んでいます お母さんは お買い物の途中で 井戸端会議 親父さんは 囲碁を打ちながら ちょっと一杯 路地裏からは いつも通りの賑やかな 生活の音が聞こえてきます
少し前の昭和の時代では、暮らしの中で、遊びの風景を多く見ることができました。
子どもたちは、道端や広場で遊んでいましたし、ご近所付き合いは密でした。
今は、遊びと生活の場は切り分けられ、整備されるようになりました。
イベントなどで人が集まる機会はありますが、ひと昔前のように、日常の中で、自然とコミュニティが生まれ、保たれることが難しくなっているように感じます。
猫の町は、信枝が擬人化した猫達をモチーフとした作品を制作するうちに、自然と生まれてきた空想の世界です。擬人化した猫達はバッグやポーチなどでも見ることができます。猫達が織りなす懐かしくて、愛おしい世界をどうぞお楽しみください。
「古布で綴る物語」では、メッセージとともに、使用している布のこと、制作アイデア、作品に込められた思いなどについてお届けします。
小見山が作り出す懐かしくて、愛おしい世界をどうぞお楽しみください。
(Nov.13.2022)